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2006年 09月 28日
先日16、17日の週末は、フランスでは“Journees du Patrimoine”(遺産建造物の日)といって、普段みることのできない歴史的な建造物や、通常は鍵がかけられて中に入ることのできない教会等、この日に限って一般に公開され見学することができます。
この日アトリエから南に30kmほどのところにある、Chateau de la Bussiere(ビュシエール城)というシャトーで職人展が開催され、出展しました。 ビュシエール城は、普段から開いていて入場が可能ですが、この“Journees du Patrimoine”の日にちなんで、“L'Atelier de Patrimoine"と題し、古くからある伝統の職もこの日を機会に一般の方々にも広く知ってもらおう、という企画のようです。 ビュシエール城は、個人の所有物なので、そのオーナーのマダムとロワレ県の職人会議所の後援によっての開催です。 今回は20の工房が出展。そして室内です!(シャトーの中です。)前回のモンタルジー市の職人展では、屋外だったので、光がいっぱいすぎてステンドグラスにはデメリットが多かったのですが、今回は大丈夫。見ると前回お隣さんだった絵画修復のマダムもいて、室内でよかったですね、といったところです。いつものごとく、ステンドグラスの展示と、ケームによる組立てや絵付けのデモンストレーションを行いました。 前回もそうでしたが、松田の作品が全て、開催中の個展でステンドグラス美術館にあるため、 同じような展示となりましたが、次回は自分の作品を出展したいそうです。 こんな立派なお城ですが、車がないと不便ですし、普段はひっそりとしているところなので、特別な日とはいえ、人が訪れてくれるのかと懸念していたのですが、なんと土曜日は200人、日曜日は900人の入場者があったそうです。 9月の半ばの土日に毎年あるこの“Journees du Patrimoine”のことは、以前から知っていたのですが、未だどこかを訪れた経験がなく、来年は是非パリ(見るところがたくさんありそう)にでも出て見ようかなという気になりました。9月にフランスに旅行される方は、観光にプラスアルファできますよ。おすすめです。
by ateliermatsuda
| 2006-09-28 17:51
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