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2007年 11月 22日
8月の話ですが、約10年ぶりにコンクのサン・フォワ大修道院のステンドグラスを
見に行ってきました。 コンク(Conques)はフランス南西部のアヴェロン県にある小さな村で、 そこにある大修道院(Abbatiale de St.Foy)には、フランス人画家の ピエール・スーラージュ(Pierre Soulages)のデザインによるステンドグラスが 入っています。 私はここのステンドグラスが大好きで、10年経った今も改めて、いいなあと 感動しました。 ピエール・スーラージュはコンクと同じアヴェロン県内にあるRodez出身。 現在95歳の現役作家です。(確かパリのアトリエで活動されているはず。) 何年か前にパリで行われていた展覧会を2度ほど見たことがありますが、 彼の絵画は、私達には親しみやすい東洋的で、また日本の書道を連想するような 作品もあったりと、全体的にシンプルながら繊細で哲学的な感じを受けました。 あるギャラリーで行われた展覧会では、作品のほとんどが、真っ黒に塗りつぶされた キャンバスで、これが90を超えた人の作品なのか、と驚いた覚えがあります。 なので『黒の絵画』とか『黒の光』などと言われているようです。 サン・フォワ大修道院のステンドグラスも、従来のカラフルなステンドグラスとは異なり、 ガラスは白くて不透明なもの、それらと鉛線の黒のラインから成り立つモノトーンの ステンドグラスです。 一緒に訪れたフランス人の方いわく、フランス人の中には、モチーフがちょっと 分かりづらくてあまり好きでない、という意見も少なくない。のだそうです。 でも私には究極にシンプルに表現された、何かのほんの微細なゆらぎのようなものが 表現されていて、かつ11世紀建造の古い建物に意外とマッチしている、と思うのです。 ステンドグラスは1987~1994年の間に制作、設置され、その数なんと104つ! 面積にすると250㎡あるそうです。
by ateliermatsuda
| 2007-11-22 06:24
| ステンドグラス
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