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2007年 11月 26日
コンクを訪れ、スーラージュとフラーリー氏のコラボレーションによるステンドグラス
を見て感動した私は、Toulouseにあるフラーリーさんのアトリエも訪れてみよう、 と思い立ちました。 なんとかアトリエを探し当てて、入り口の前に到着。 しかし。。。直前になって怖じ気づいた私。 やっぱりやめとこっか。。と思って友人に帰ろう、と言ってみたところ、 「せっかく来たのにだめよ!」と叱られ、その声の勢いに押されるままに 呼び鈴を押してみました。 出てきたのは感じのよい秘書の女性。 ル・モンドの記事を読んで、コンクのステンドグラスを見て感動しました、と 伝えると、快く中へ入れてくださいました。(ほっ。) アトリエは2階建て。でっかい倉庫といった感じ。 1Fが組み立てるところで、2Fが事務所、デザイン、絵付け室といった風でした。 フラーリーさんはとても気さくな方で、緊張していた私はいったい何だったのか、 と思ったくらいです。 フランス語の下手な私にも、絵付けのことやコンクのステンドグラスのことなど、 いろいろとお話ししてくださいました。 「フランスの職人はオープンだ!」 おまけにアトリエのカタログをいただき、最後帰る時には、秘書の方が コンクのステンドグラスに使われたガラスの破片を2ピースくれました。 「こっちの白い方がキメが細かい方、透明な方がキメが荒い方よ。」 ということで、このガラスピースは今でも私の宝物。 (なんていいながら、ひとつはある日落として割ってしまい、必死でシリコンで つぎはぎしましたが。。。) コンクのステンドグラスのガラスは、スーラージュ氏の要望で、サンゴバン社に 特注された唯一のものです。 石のように見えるガラスを、というスーラージュ氏の要望どおり、不透明で、 厚さ約8mmもあり、ガラスの結晶が合わさっているような感じです。 この結晶が荒い(大きい)ほど、光を透過しやすいので、より明るく(白く透明に)見え、 結晶が細かい(小さく詰まっている)ほど、あまり光を通さず、不透明で、 よりにごった白(見方によるとグレーっぽい)に見えます。 絵付けはせず、このガラスの特徴を使い分けて、白からグレーっぽい色へと グラデーションが付いているように見せたり等、変化を付けてあります。 ガラスまで作ってしまうなんで、スーラージュさんがうらやましいですね。 なかなかこんなワガママはできません! ::::::: ステンドグラス以外でも、コンクは訪れるべき静かで美しい村です。 素朴であるのに、重い個性のようなものを感じる場所です。 また山々に囲まれて、フランスの自然に出会えるところでもあります。 コンクのサイト→http://www.conques.fr Pierre Soulages→http://www.pierre-soulages.com/
by ateliermatsuda
| 2007-11-26 00:01
| ステンドグラス
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