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2007年 08月 03日
松田のパリ国立工芸美術学校時代のお友だち、シュルツさんがアトリエを訪問。
なんと32年ぶりの再会だそうです。 おふたりともうれしそう。 ![]() シュルツさんは、フランスのミュールーズにお住まいで、ステンドグラスの 工房を経営されています。 今丁度バカンスで、奥さまの実家が比較的こちらのアトリエに近いことから、 今回ここを訪問するきかっけになったのだとか。 松田のことは、ステンドグラス美術館のアナウンス等で、フランスで活躍していることを 知っていたそうです。 学校時代はこんな人がいたね、あんな人がいたね、という話や お互いのステンドグラスの仕事の話や作品の話で盛り上がっていました。 ミュールーズの方(アルザスの南地方)にはあまりステンドグラスの工房が多くないとのこと。 あと仕事のお話では、教会の仕事の他に、結構個人宅や会社等のプライベートな 仕事も多いとおっしゃっていました。 ただ、デザインの交渉中に仕事が流れたり、という苦労話も。 アルザス地方では、個人宅にも絵付けされたステンドグラスが比較的多く入っている そうで、おそらく1900年代初めのナンシー派の影響を受けているのでは、とのことでした。 それらステンドグラスの修復の仕事も結構あるそうです。 海外の仕事では、マダガスカル、カナダ等にも行ったこともあるとのこと。 こちらのアトリエに来る前に、Henri Guerinというダルドヴェール作家の ダルが入っている教会を見てきたそうで、それに感動した話しも聞かせてくれました。 「彼は73歳なんだけど、まだ現役でしかもひとりでやってるんだよ!」 また、松田の最近の作品も見ても「いいねえ。ここはどうやったの?フッ化水素で? ここはグリザイユだね。」と、ああこの人はステンドグラスが好きなんだなあ、 という感じを受けました。 最近のフュージング技法は、松田もそうですが、あまり好きではないそうです。 やはり『絵付け』ということにこだわっているよう。 シュルツさんの名刺を見ると、やはり『Peintre verrier(ガラス絵付師)』とありました。 やっぱり!! ![]() アルザス地方のお話もいろいろと伺いました。 あの辺りはフランスだったりドイツだったりと、過去歴史に振り回された地域ですが、 やはり土地の人は3ヶ国語が話せるそうです。 フランス語、ドイツ語、そしてアルザス語! シュークルートやベックオフ(アルザス地方の郷土料理)のお話も。 ちなみに奥様もステンドグラスを手伝っているそうで、出会いは教会での仕事の 取り付け現場だったそうです。当時その教会のある市の役所で秘書をしていた方らしく、 一緒に足場に登ったのがきっかけだとか。 ![]() などなどいろいろなお話を伺いつつ、おふたりの再会にシャンパンで乾杯。 今度はシュルツさんのアトリエを訪れてみたいです。
by ateliermatsuda
| 2007-08-03 20:34
| アトリエから
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