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2008年 11月 01日
ガラス工場へ向かう途中、Nevers(ヌヴェール)という町を訪れ、
中心にある大聖堂を見てきました。 ヌヴェールはアトリエのあるモンタルジーから更に南に130kmほど のところにあって、ブルゴーニュ地域に属します。 ヌヴェールの大聖堂は、La Cathédrale Saint Cyr et Sainte Julitte といって、1862年に歴史的建造物に指定されているゴシックスタイルの建物です。 この古ーい大聖堂に目の覚めるようなステンドグラスが入っています。 以前からここのカテドラルにモダンなステンドグラスが入っているよ、と 聞いてはいたのですが、やっと訪れることができ、そしてやっぱりその ステンドグラスには驚いてしまいました。 ↑ Jean-Michel Alberola という、 1953年生まれのアルジェリア系フランス人の 現代アーティストによるデザインのステンドグラス。1997年施工。 制作は、Atelier Duchemin というパリの工房のようです。 色もデザインもポップです。でもよーく見るとステンドグラスの伝統的なデザインモチーフ (唐草模様やカジャムーシュ)が、なんだか自由な感じでちゃんと描かれています。 なんといってもその配色がおもしろかったです。 ノアの箱舟等々の聖書の物語がモチーフとなっていると書いてありました。 ↑ Gottfried Honegger によるデザイン。 1917年生まれのスイス人アーティストによるデザイン。1994-2000年施工。 制作は、Atelier Jean Mauret。 ↑ Claude Viallat によるデザイン。 1936年生まれのフランス人現代画家によるデザイン。1992-1995年施工。 制作は、Atelier Dhonneur。 ↑ François Rouan によるデザイン。 1943年生まれのフランス人アーティストによるデザイン。 制作はステンドグラス職人 Benoît Marq。 ********* 1944年に戦争の爆撃にあったからか、おそらく当時入っていたステンドグラスが 破損、一気に現代の新しいデザインによるステンドグラスが入れられたのであろうと 考えます。 3枚ほどのクラシックな19世紀のステンドグラス以外は、全て上のような斬新な デザインのステンドグラスばかりでした。(めずらしいです。) それゆえ多少の論争はあるようですが、未来の大聖堂の姿、というか新しいものへの なにやら挑戦的なものを感じました。 大聖堂自体の建物は、これからも古くなり続け、一部のステンドグラスはそれとは反対 に進化し続けるのでしょうかね。
by ateliermatsuda
| 2008-11-01 01:33
| ステンドグラス
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